1947-11-13 第1回国会 参議院 本会議 第51号 たつた一人、澆季末法の世に珍らしく、みずから人を裁く裁判官の身でどうして闇ができようかと、飽くまで配給生活を守り続けて、遂に極度の栄養失調で倒れたあの山口判事に対しては、あれ程説教の好きな片山首相も、理論の鋭い和田長官も、口をつぐんで一言の所見も述べておられない。これに対して國民の行くべき道を教えておられない。 左藤義詮